まずはWEB予約またはLINE予約よりご予約をお願いいたします。
ご不明点はお電話にてお問い合わせください。
当院の日帰り手術について
当院では、形成外科専門医による皮膚腫瘍(粉瘤、脂肪腫、その他のできもの)の日帰り手術を実施しております。専門医による正確な診断と精度の高い丁寧な手術が可能です。局所麻酔を使用し患者様の苦痛や負担を最小限に抑えることができます。
麻酔を使用しますため、未成年の方は保護者のご同席のもと同意(初診日または、手術日程を決める日のどちらか)が必要です。
当院の日帰り手術のメリットは、以下の通りです。
- 事前予約制のため、お待たせしません。
- 局所麻酔を使用するため、痛みがなく心身の負担が少ない。
- 入院の必要がないため、入院に伴う手続き、仕事への影響や家族の負担がない。
- 入院加療に比べ、治療費用を抑えることができる。
など
保険適応で手術が
できます
当院の日帰り手術は、健康保険が適用できます。そのため少ない自己負担で手術が受けられます。さらに、加入している保険会社や共済組合などの契約内容によって手術給付金・交付金の対象手術のこともあります。気になる方は、手術日までに加入されている保険会社に問い合わせていただき、必要書類などの確認をされると良いでしょう。
(各保険請求先への診断書などの書類発行には、別途書類作成費用(5500円~)が発生します)
皮膚・皮下腫瘍切除
の日帰り手術
皮膚・皮下腫瘍切除の流れ
1初回診察(診察、術式説明、術前検査、手術日決定)
患部の状態を確認します。大きさや症状の経過についてお伺いしながら、超音波検査にて深部や血流の評価を行います。手術の術式の提案と術後の予想される経過について患者様へのご説明と手術への意志を確認します。手術日程(抜糸日程)をお決めいただき、術前採血を行います。
手術の所要時間は約15~30分ですが、手術以外に術後のケアの説明、次回抜糸予約、お会計のお時間を考慮し、手術当日は約1時間かかるとお考えいただき予約をお願いいたします。
2手術当日
予約時間に余裕を持ってご来院ください。受付後に処置室にご案内します。
患部が見やすい、着脱しやすい服装をお願いいたします。
術後に包帯が予想される手、足の場合は、袖や裾に余裕のあるもの、大きめの靴やサンダルをお持ちください。
※なお、大変申し訳ございませんが10分以上遅れて来院された場合は、次の患者様の予約時間に影響が出ますため、手術の中止・延期のご案内をさせていただきます。
3手術
患部に切開線のデザイン(印)を行い、局所麻酔を行います。メスで皮膚を切開し、腫瘍を摘出します。止血操作を行い、皮下・皮膚を縫合し、ガーゼなどで圧迫固定を行います。(手術時間は15−30分)摘出した検体は病理検査に提出し、後日、結果をご説明いたします。
※出血が予想される場合には、患部に血液が溜まると術後感染の原因となるため、やわらかいストローのような医療用ドレーンを留置し、翌日の受診(抜去)をお願いすることがございます。
その後、抜糸の予約をお取りになり、処方箋発行、会計後終了となります。
局所麻酔は1時間程度で効果が消失しますので、お痛みがないうちに帰宅されることをおすすめします。
術後のセルフケアについて
- 術後は患部に軟膏塗布し、ガーゼと止血のためにやや圧迫をかけるようにテープや包帯で固定しております。翌朝までは出来る限り、固定をはずさないようにしてください。
- 術後48時間は再出血しやすいため、飲酒、アクティブな運動、サウナはお避けください。
入浴については、翌朝からシャワー浴は構いません、縫合部も優しく洗浄していただいた方が良いです。湯船やプールは雑菌が多く感染しやすくなるので抜糸が終わるまでは控えてください。 - 術後2~3日はガーゼに血液や滲出液が浸み出すので、毎日シャワー後に交換してください。シャワーの際にガーゼを取って患部を優しく洗っていただき、処方された軟膏を塗布しガーゼで保護してください。
4抜糸・術後療法と経過診察
手術から約7日前後に抜糸をいたしますのでご来院ください。
抜糸後には部位によって医療用テープを用いた“テーピング療法”を行います。
テーピング療法は術後の傷をよりきれいに治す目的で、形成外科の術後では一般的に行われています。以降は患者様のご都合に合わせ、術後1ヶ月程度で手術痕を確認し一旦終了となります。
傷跡について
手術部位や術式により、抜糸は最適な時期をご提案しますので必ずご来院ください。
縫合部の糸を長く置いておくと、糸目(糸による痕)がついて取れなくなります。
抜糸の後はテーピング療法を行いますが、概して手術痕は術後2~4週間で一旦硬くなり、徐々に柔らかくなります。術後1ヶ月目の診察では傷跡が順調な経過を辿っているかを判断いたします。その際、肥厚性瘢痕やケロイドの可能性がある場合は、早期に加療を行います。
傷跡の経過が気になる方は、術後3ヶ月、6ヶ月、1年と長期で経過を拝見しますので、お気軽にご相談ください。
病理結果について
病理結果については抜糸日に間に合わない場合が多く、1ヶ月後診察時にご説明します。もっと早くに結果をお知りになりたい場合はご来院またはオンライン診療のご予約をお取りください。
お電話での病理結果報告は行なっておりません。
皮膚・皮下腫瘍にかかる手術費用(3割負担、概算)
部位 | 費用(税込) |
---|---|
露出部 2cm未満 |
約15,000円 |
露出部 2~4cm |
約20,000円 |
露出部 4㎝以上 |
約22,000円 |
非露出部 3cm未満 |
約14,000円 |
非露出部 3~6cm |
約20,000円 |
非露出部 6㎝以上 |
約23,000円 |
露出部とは:顔や首、肘より先、膝より下の手足
非露出部とは:主に半袖・短パンで隠れる部分
※診療報酬改定に応じて金額が変更になることがございます。
※平日18時以降、土曜日12時以降、日曜終日には通常の診察料に加え加算(3割負担で180円程度)が生じますのでご注意ください。
炭酸ガスレーザー(自費診療)
2mm以内の大きさのイボとほくろの治療に対しては炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)を行います。炭酸ガスを用いた遠赤外線の光を放出する気体レーザーです。レーザー照射によって、瞬間的にイボやほくろを蒸散させて除去します。ピンポイントで照射するので患部周辺へのダメージが少なく、出血や痛みもほとんどありません。ただし、ほくろはイボと異なり、増殖性の皮膚腫瘍でありわずかにでも残存があると徐々に再発することがあります。
しかし、メスを使用しないため傷痕が目立ちにくいという最大の利点があり、小さなほくろにはまず2~3回のレーザー治療を行い、再発があれば切除術を選択することも多いです。
炭酸ガスレーザーは以下のようなお悩みに有効です。
-
2mm以下の母斑細胞母斑(ホクロ)
-
脂漏性角化症(イボ)
-
アクロコルドン(首のイボ)
-
稗粒腫(目のまわりの白くて硬いぷつぷつ)
-
汗管腫(下まぶたの肌色のぷつぷつ)
-
脂腺増殖症
-
ニキビ痕、・ニキビのコメド(角栓) など
施術の流れ
1診察
初診時に患部の状態を拝見し、個数から施術回数や治療費をご提案します(カウンセリングに対して初診料がかかります)。治療内容にご了承戴けましたら、次回施術日の予約を承ります。
炭酸ガスレーザーを照射した部位は皮膚が削られた状態になるため、1~2日はヒリヒリしたりローションなどが滲みたりします。また、日焼けや摩擦で色素沈着しやすいため照射後2週間はテープ療法(医療用、肌色)を行います。
照射から2週間以内にイベントや対面の用事がない日程でご予約をお取りください。
また施術は痛みを伴うため、ご希望の方には施術予約時間の1時間半前に貼付していただく麻酔テープ、または注射による局所麻酔を使用します。
2施術当日
患部周辺のメイクを落とし、麻酔を行います。麻酔が十分に効いていることを確認し、炭酸ガスレーザーを照射します。施術に要する時間は、治療範囲にもよりますが約10~15分です。施術後は患部に医療用テープをお貼りし、その上から薬剤を浸透させます。施術した部位以外はメイクができます。当日は患部を極力濡らさないようにシャワーはして頂けます。
3アフターケア
翌日からはテープを貼った患部以外は洗顔やメイクができます。テープはできるだけ2週間は剥がさないようにしてください。
4再診
照射後2~3週間以内に、治療効果を確認するための予約をお取りください。さらに初回照射から約2か月後に最終診察をさせていただき、ご満足いただけましたら、一連の治療が終了となります。
(受診時には再診料がかかります。また、最終受診から1年以上空いた場合は再度初診料がかかります)
炭酸ガスレーザー治療の費用(概算)
初診料 | 3,300円(税込) |
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再診料 | 1,100円(税込) |
麻酔テープ 1枚300円(税込)、術後処置物品代が別途かかります。
炭酸ガスレーザー(税込) | |
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稗粒腫1個 | 500円 |
イボ(脂漏性角化症、アクロコドン、首イボ) | |
1-2㎜の 大きさ 1個 |
3,000円 |
3-4㎜の 大きさ 1個 |
8,000円 |
5㎜の 大きさ 1個 |
10,000円 |
ほくろ、脂腺増殖症、血管腫 | |
1-2㎜の 大きさ 1個 |
8,000円 |
3-4㎜の 大きさ 1個 |
12,000円 |
4㎜以上の 大きさ 1個 |
20,000円 |